2009年11月13日金曜日

Bodleian Library

昨日は、Newcomers Clubが主催するBodleian Libraryの見学会に参加してきました。
Bodleyは、イギリス最古の図書館。
現在まで、イギリスで発行された本はすべて、ここに一部保存されているそうです。


ガイドさんは、もとNewcomers Clubの会長さんで、ご主人がオックスフォード大学の教授をしていらっしゃる、スペイン人のサラさん。
Bodleyの公認ガイドの資格も持っていらっしゃる方。

オックスフォードの歴史、図書館設立の流れ、図書館の設備、その他、色々なエピソードを面白く教えてくれました。
もちろん、ケンブリッジに対する対抗意識も、節々に含まれていました。

Bodleyは、Reference図書館。すなわち、資料は、ここで見ることはできますが、借り出しはできません。日本の国会図書館と同じですね。
したがって、Reading Room(閲覧室)のために、広いスペースが割かれています。

図書館の地下には、本を運ぶためのベルトコンベアーが備えられています。
図書館は非常に広いため、閲覧のための本を、書庫から、あちらの閲覧室、こちらの閲覧室に運ぶのに、手で運んでいては一苦労。ということで、ベルトコンベアーが仕込まれているとのこと。これ、昔からあるんですって。このコンベアーは、Broad Streetのちょうど下にあるとのこと。
Broad Streetを歩くときは、その下を、本が運ばれていると想像するのも楽しいですね。


この部屋は、レクチャーと試験を行っていた部屋(奥)。手前は、一般人がいつでも通行でき、試験の様子も見ることができたとのこと。



図書館前の銅像の下の本の絵。これ、右上を良く見ると、ページをめくろうとしてます。
これにはちょっと意味があるんです。ケンブリッジとの対抗という意味で。
ケンブリッジの校章(ロゴ)には、閉じた本が書かれているのですが、オックスフォードの校章は、開いた本の絵が書かれています。
オックスフォードが、ケンブリッジに対し、「本を持っているだけで読まないのがケンブリッジだ!」とバカにしたところ、ケンブリッジは、「オックスフォードは、その開いたページしか読んでいない」と反論。
そこで、この図書館前の校章の絵は、開いた本の絵+ページがめくられようとしている絵、になっているとのこと。
オックスフォードとケンブリッジは、本当に何においてもライバルなんですね。
http://www.oxfordandcambridgeclub.co.uk/
(参考。両校のロゴが見られます。赤がケンブリッジ。青がオックスフォード)

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